包丁を使わない縛りに関して

1年とちょっと前に今の家に引っ越してから、包丁を使わない縛りを課して過ごしていました。これに関して「理解できない」との声が寄せられています。

話すと長くなるので「ノリです」って誤魔化してきたのですが、一応ここでちゃんと説明しておきたいと思います。なおも理解できない可能性はあります。

まず、「選択肢が増えることは必ずしも良いことではない」という前提について。これは行動経済学とかでも言われること(引用省略)ですが、つまるところ、選択肢が多すぎると最適な判断ができなくなる可能性がある、という理解です。

次に、「何食べよう」問題について。何を食べようか考えるのが面倒くさいというあれです。これも選択肢が多すぎることが原因になると考えました。選択肢を少なくすることで、短時間で決断できるようになります。

動機としてはこれが主なもので、後は、長年の一人暮らしで自炊に飽きてきたとか、シェアハウスなのでキッチンを使うタイミングとかが面倒臭いとか、外食を増やした時の健康面への影響の人体実験とか、細々とした理由もあったりはします。「包丁を使わない」というのは、手でちぎるとかお湯を沸かすとかを無くすと流石に飢え死にしそうだったからです。

なお、この実験結果についてはまた別の文を書こうと思っています。

そんな感じですが、この度ふるさと納税返礼品の受け取りを持って、包丁を使わざるを得ない状況になったのでこの縛りを解禁することとしました。